純日記、気になるから始めてみる

純日記、というジャンルがあるのを最近初めて知った。いわゆる日記ブログというやつらしく、日常をただただ綴っていくものらしい。ちょっと気になったので、純日記を投稿されている方のブログを読んでみたら面白くて、私も始めてみることにした。

 

昔から、文章を書くのが好きだった。一時は本気で小説家になろうと思ったし(残念ながら想像力が乏しくて物語を生み出すのは難しかった)、スケジュール帳に手書きの日記をつける習慣は途絶え途絶えではありつつもずっと続けていることのひとつだ。自分の書く文章を誰かに読んでもらうのも好きなので、交換日記は小学生の頃の私的マストアイテムだった。純日記は相手のいない交換日記、って考えてみたらなんだかワクワクする。

 

さっそく最近のことを。

先週末、学校から帰る途中に大好きな新宿の紀伊国屋書店に寄って本を5冊大人買いした。

書店に向かう途中のあのワクワク感っていったい…といつも思う。どうしようもなくウキウキしてもう飛び跳ねたいくらいで、新宿駅の人ごみでは絶対にできないけど、もし周りに人がいなかったらスキップしてると思う。

書店にはしょっちゅう足を運ぶけれど、「今日は本を買うぞ!」と決めて向かう時のあの気持ちは格別で、何にも代えがたいものがあるよなあと思います。

 

20歳になってからはもっぱらエッセイの虜なので、今回もエッセイばかりのラインナップ。

星野源さんの『そして生活はつづく』

 

益田ミリさんの『美しいものを見に行くツアーひとり参加』

 

最果タヒさんの『もぐ∞』

 

芹澤桂さんの『意地でも旅するフィンランド

 

phaさんの『しないことリスト

 

 

上3冊はさっそく読了してしまった。どれも本当に素敵。

タヒさんの作品はずっと友人におすすめされていて初めて手に取ったのだけれど、詩人をされている方なだけあって詩的で情緒ある文章の運びが本当に素敵だった。こりゃおすすめするわけだ…と納得。

源さんのエッセイは『いのちの車窓から』しか読んだことがなくて、最初の作品と聞いていったいどんなお話が読めるのかと開いたらびっくり。今の源さんからは想像もつかないダメ人間っぷり。面白すぎて、電車の中で読んでいると笑いをこらえるのに必死になってなかなか進まない。いい意味で裏切られました。来週からANNを聴くときの心持も変わるな、なんて考えたり。

私の友人にはミリさんのエッセイのファンがとても多いので、これまた期待大で購入したのだけど、もう一瞬で読み終わってしまった。旅のエッセイってどうしてこんなに面白いの… イラストや写真もついていてかわいくて、旅に出たい気持ちが爆発しそうになった。一人旅、挑戦したい。

 

あと2冊も読み進めつつ、明日あたりまた書店に本を買いに行こうかなと画策中。贅沢は頻繁にすると毒なので、明日は1冊…いやそれだとすぐ読み切っちゃうから2冊にしようかな。

新しい本に出会えることも嬉しいけれど、何より書店に向かう時のあの気持ちをまた体験できると思うだけでもすでにじゅうぶん楽しいのです。

私の人生に本があってよかった。